イタリア・ジェノバの自然史博物館(museo civico di storia naturale "g.doria" ) で3月24日から開催中の、「不思議な動物たち(unlikely bestiary)」イラストレーション展の会期が、好評のため6月後半まで延長されました。
ここに、会場の風景をご紹介いたします。僕は残念なことに、会場に行く事ができていませんが、イタリア在住の友人、アニメーション作家の田隅真由子さんが、会場のレポートをしてくれましたので、ここに転載させていただきます。真由子さん、どうもありがとう。
5月12日ジェノバの展示会に見学へ行って来ました。
とても面白かったことの一つに展示会の場所!
自然史博物館 museo civico di storia naturale "g.doria"には、色々な動物の剥製が置いてあって、100匹以上のサルから始まりライオン+ヒョウなどの肉食動物達。
(私の身長より大きくてガラス越しに迫ってこられるんじゃ無いかと本当にドキドキものでした!)
その後海に住む動物達。クジラの骨組みだったり、アザラシの剥製。
その後ジャングルに住むキリンやしまうま+サイの軍団を見回った後、博物館の中心スペースにいしかわさん達の展示会を見る事が出来るのです。
いしかわさんの可愛いペーパーわんこ、他の作家さんが葉っぱで作ったクジャク。靴下でつくった猫だったり、羽をかせねて作った動物達。
全てが一枚の写真となり、パネルに貼付けられていましたのでスペースじたいは以外にシンプルな平面作品の展示会でした。
色んな素材を使って、動物をつくる。共通点はそこなんですが、作家さんごとにキャラクターの味が強く変わるので、テーマが共通でもすごくエネルギッシュで楽しい作品展でした。
そして、その博物館自体が動物の生存を『ここぞ!』とばかり見せつけ、その後この個性溢れる作家さん達の展示会をみるのですから、人間と動物の不思議な距離感や関係、心地よさなどなど、さまざまなアイデアを私に与えてくれたのでした。
田隅 真由子 longaretti